こんにちは、株式会社Think.For.Yourselfの代表 郷中 健太郎です。
今回の記事では、私がどこぞのどういう者か少しでも知っていただくために、これまでの略歴とケース対策塾Prismアカデミー設立の背景について記します。
略歴・どういう人物か
千葉県で生まれ、高校まで千葉県育ち(幕張など)。中学・高校ではハンドボール部や軽音楽部に所属し、大学では経済学部で統計学を専攻し、フランスへの留学や英語即興ディベートのサークルに所属していました。ディベートでは運よく日本語・英語の両方で優勝を経験しました。
就職は、新卒で戦略コンサル(A.T.カーニー)に就職。新規事業立案、BDD、マーケティング戦略、コスト削減に至るまで幅広いPJを経験しました。
その後スタートアップでのプロダクトマネージャーを経て、フリーのコンサルタントとPrismの代表をしています。
新卒で戦略コンサルという選択
学部卒で戦略コンサルに進んだ理由は、ビジネスパーソンとしてのキャリアを築く上で、大きなやりがい・成長を感じられる仕事であり、その後のキャリアへもその経験が活かせる可能性が高く、また当時明確に興味のある業界・業種がない中で、幅広い業界の様々な経営課題に対峙できることが魅力的であると感じたからです。
また、ケース面接(コンサルティングファーム特有の面接方法で、「ハンバーガーチェーンの売上をあげるには」といった実際のビジネスシーンを想定した面接)を受けてみたり、コンサルティングのインターンにも実際に参加したりする中で、自分なりに楽しさを感じたことから、このようなお題の延長線上にある仕事自体を楽しめるのではないか、という思いもあり入社しました。
戦略コンサルでの学び
かくして飛び込んだコンサル業界ですが、周りは頭の切れ、かつ圧倒的ハードワークを行う人間ばかり。もともと人一倍頭が切れるというわけではなく、大雑把でハードワークを行うマインドも微塵も持っていない性格だったため、入社直後から大きな壁に当たりました。
ハードスキル、ソフトスキル、そしてそれを支える仕事への姿勢どれをとっても大きく不足していました。
カーニーでは入社してお世話になった皆様が、
「ゴールからやるべきことを逆算し、その達成のために必要なことを120%全力でやりきる。」という姿勢で働いており、
「あらゆることに受け身で、言われたことを怒られない程度にやる」、という入社以前の自分にとっては、大きな挑戦でした。
ただ入った以上はなんとか成果を出さないと、という思いからその時々にできるだけもがいてきました。
上司・同期にアドバイスをいただきながら、仕事への姿勢もだんだんと叩き込まれ、ともに一緒に仕事をさせていただいた方々から、リサーチ、分析、資料作成と言ったハードスキルはもちろん、成果を出すプロジェクトマネジメントスキル、問題解決の思考法、わかりやすいコミュニケーション方法等のソフトスキルも多大に学ばせていただきました。
そして、新卒時の選択としてこの厳しくもやりがいのある環境に身をおけたことは幸運でした。
以前、Jobbox-旧ロジ子の部屋様のYouTubeに出演させていただき、当時の経験についてお話しさせていただいております。
ご興味がございましたら、こちらも是非。
Prismアカデミー設立の背景
結論、世に出回ってるケース対策のセオリーと、戦略コンサルの現場で実際に求められるもののギャップを強く感じたことがきっかけです。
現在、就活のオンライン化、選抜コミュニティの乱立、内定者が選考体験を有料noteとして売るビジネスの一般化などのトレンドから、多くの戦コン就活生がそれらを活用して一生懸命対策をしています。
そんな中、知人との繋がり等から引き合いがあり、24卒の学生さんにケース指導、ジョブ指導をする機会が何度かありました。
そこで感じたのが、「内定者やnoteで学んできたことを引っ張り出してきてアウトプットを作ろうとしてる感が出てしまっているな」でした。
戦略コンサルでは、クライアントが長い時間をかけても思いつかない示唆を、自分の頭で考えて捻り出すことが強く求められており、ケース面接やジョブもその能力を評価するためにあるので、そこでフレームに頼った思考をしてしまうのは紛れもない倒錯です。
元マッキンゼーの瀧本哲史先生も、「フレームワークはコミュニケーションコストを下げるためのツールで、個別具体の問題を解決するのには全く役に立たないことは、マッキンゼーで働いた経験のある人間なら当然の前提である」と著書で述べられています。
そして実際、内定者から教わったことを基にテクニカルにケースを解ける24卒の学生さんは、ケースを問題なく通過するも、本質的な思考力の有無がバレてしまうジョブを通過できず、内定を獲得できませんでした。(N=3)
スポーツの経験がある方なら想像がつきやすいと思いますが、悪いフォーム、つまり筋の悪い思考動作を身につけてしまうと、真っさらな状態から正しいフォームを身につけるよりも、アンラーニングする方が大変です。
内定者は、戦略コンサルの仕事への解像度の低さ、採用基準を知らないこと、内定者には個性がある前提にも関わらず自身の成功体験に偏った考えを持ってしまうことから、内定者が指導すると、どうしてもテクニカル性が出てしまいます。
また、イシューから始めよをはじめとする書籍は、非常に本質的で有益である一方、実務を前提として書かれているため、抽象度が高く、ケースやジョブに応用するのはなかなか大変です。
そこで、短期間で内定に必要な能力に絞って身につけていく、かつ、本質的な思考力を地力から徹底的に鍛えていくことができるカリキュラムを作り上げました。
それが、ケース対策プログラム“Prismアカデミー”です。
具体的にどんなプログラムになっているかは、こちらのHPよりご確認ください。
せっかく内定するためのポテンシャルがあるのに、筋の悪い対策で機会損失してしまうのは、本人にとっても、ファームにとっても非常にもったいないことだと思っています。
Prismに興味を持っていただけましたら、ぜひ、以下のリンクより無料カウンセリングにお越しくださいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
引き続きよろしくお願い致します。